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4%

4歳の娘が『忍たま乱太郎』のテーマソングである「100%勇気」を歌っていたのだが、何度聴いても「4%ゆうき〜」にしか聴こえない。彼女はそのように聴きとったのだろうが、勇気少なすぎ…。それじゃ確かに、もう頑張るしかないな。
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by akuto9 | 2010-06-26 00:09 | 老体育児記

『吉原花魁日記』森光子/朝日文庫

大正時代、借金のかたで吉原に売られた少女の日記。吉原で実際に働かされていた女性の内側からの記録は大変興味深く、様々な吉原ルールみたいなのはこういう記録がなければ後世に残らなかったものでしょう。ただ、読んでいて、本の紹介に書いてあるような「壮絶な」感じはあまりしなかった。もちろん遊郭での仕事が大変だったのは想像できるが、著者は決して赤裸々な内部告発をしているのではなく、つらい環境の中でも自分を見失わずにいるための手段として文章を書いていることが伝わってくるので、文章にある種の気品のようなものが強く立ち上っているからです。本の最後で著者は吉原を脱出し、歌人の柳原白蓮のところに逃げ込む。それでこの日記が世に出ることになったようですが、そこらへんの経緯をもっと詳しく知りたくなります。また、白蓮という人物にもたいへん興味を持ちました。
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by akuto9 | 2010-06-25 00:40 | 意識朦朧書評

正義の話

『これからの「正義」の話をしよう』早川書房が凄く売れててびっくり。NHKの「白熱ハーバード講義」という番組でやっているものの書籍版で、この番組のことも全然しらなかったんだけど(ええ、その時間帯は『ちびまる子ちゃん』と『サザエさん』を見るという典型的な日本家庭なもので…)、2000円以上する真面目な本がこんなに売れるなんて、本当に面白い講義なんだろうなーと大変興味をひかれました。こういう本がたくさん売れるなんて、なかなか世の中捨てたもんじゃないなと頼もしい気持ちになります。

で、その後一回番組を見てみたところ、本が売れる理由がよくわかりました。マイケル・サンデル氏の講義は知的好奇心を刺激されて非常に面白く、とてつもなく大事なことについて話をしているということはよくわかるのだけれど、いかんせん次から次へと話が進んで行ってしまうために内容を十分理解して自分のものにする時間が全然ないのです。ノートをとってるヒマもないくらい。だから本が出ているのなら多少高くても全然OKで、読めるだけでありがたいくらい。それだけ大事な内容だということです。私も今度読んでみようと思ってます。
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by akuto9 | 2010-06-22 23:06 | ふらふら業務日誌

存在意義

サッカーに関心のない私は昨日まで気がつかなかったのだが、ワールドカップの日本戦に合わせて休みをとっている店員が複数いるらしい。そして出社している店員も「試合を見る」と言って、早々にあがってしまった。そこでようやく気がついたのだが、どうもワールドカップ日本戦の日に私が遅番にされているようなのだ。日頃から「スポーツに興味がない」と公言しているのでそうなったのだろう。休みだったとしても試合は見ないだろうから、私が遅番で全然かまわないんだけど、私のように興味がない人間がいるおかげでサッカーファンの同僚が休んで試合を楽しめる、という点でサッカーに興味のない私の存在意義もあるのだなーと思った。
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by akuto9 | 2010-06-21 00:54 | ふらふら業務日誌

スクロール版『オン・ザ・ロード』

ビート文学の代表作として有名なジャック・ケルアック『路上』。先日、青山南による新訳『オン・ザ・ロード』が河出文庫で出たが、いよいよ注目の『スクロール版オン・ザ・ロード』も発売!スクロール版は、『オン・ザ・ロード』のオリジナル版ともいうべき初期原稿で、これまで仮名で登場していたアレン・ギンズバーグやウィリアム・バロウズ、ニール・キャサディなどのビート仲間が実名で出てくるので大変興味深いもの。こっちは単行本でちょっと高いんだけど(3675円)…。
さて、このように紹介していると、いかにも私が『路上』を読んだことがあるみたいだけど、実は、ない。学生時代、アメリカ文学の先生が「『On The Road』は英語で読まないとまるで意味がない。日本語で読むくらいなら、読まないほうがいい!」と熱く語っていたのがとても心に残っているためだ。洋書は一応買ったんだけど、いまだに読めずじまいで棚の中。一度裏切って河出文庫を読んじゃえ!と買ってしまったんだけど、やっぱ先生の言葉が蘇ってきて、やめた。今回のように『スクロール版』とかが出てきちゃって、一体どれでこの作品を読んだらいいんだろう?とますます悩まされることになってしまった。もしかしたら、一生読めずに終わってしまうかもしれないな…。
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by akuto9 | 2010-06-17 23:59 | ふらふら業務日誌

言い訳

さあ、いよいよ、売り上げが悪いのをワールドカップのせいにできる季節がやって来たぞ!
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by akuto9 | 2010-06-13 11:38 | ふらふら業務日誌

ポスター

家の近所に民主党議員のあまり使われていない事務所があるのだが、まだ「政権交代」と真剣な顔をしている鳩山前首相と、「国民の生活が第一」と満面の笑みを浮かべている小沢一郎氏のポスターが貼ってある。せっかく菅政権になって支持率回復してるんだから、さっさと剥がした方がいいのになーと思いつつも、自分の店でも賞味期限の切れたポスターをいつまでも貼り続けていて、そのことに誰も気づかず、だいぶ後になって「しまった!」と思うことがままあるので、関係者の方がかえって気づきにくいという面もあるんですが。
選挙が近づいたら隣がまたうるさくなるので嫌だな。
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by akuto9 | 2010-06-11 11:34 | ふらふら業務日誌

ニーチェ!

ディスカヴァーの『超訳ニーチェの言葉』、売れてますねー。発売直後、まだあまり宣伝もされてない頃から売れてたので、商品力のある本であることは確かです。この勢いが続けば100万部も夢じゃないかも。
ニーチェといえばニヒリズムの代表選手のような人なので、俺のようなネガティブな人間にならともかく、一般にこんなに売れるのは不思議だ!と最初は思ってたけど、中を見てみると、なにやらごくごく普通の自己啓発本みたいな言葉ばかりが載っていて、ああこれなら売れるか、結局ディスカヴァーっぽい本なんだなと納得。ここで「ニーチェってイメージと違って結構ポジティブなこと言ってるんだね」と思ってしまいそうで、実際そのギャップが売れてる大きな理由なんだと思うけど、本当にそうなのでしょうか?自分はニーチェの著作を全く読んだことがないので比べようもないんだけど、尊敬する大先輩の書店員が「ニーチェもこんな風に都合よく使われちゃ死んでも死に切れないね」と言っていたのが非常に気になってます。あと『超訳』というところも…。村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』の最後にニーチェの言葉として「昼の光に、夜の闇の深さがわかるものか。」というのが引用されていていい感じなんだけど、『超訳』にはこういう暗い深さはないな。まあ、そこらへ
んの真相はともあれ、「名言・格言ブーム」を引き起こし、新たな需要を喚起した点では書店的にありがたいところではあるのですが。
あと全然関係ないんだけど、椎名林檎の昔のPVで最後に「ニーチェ!」と叫ぶのがあったような気が…。あれは印象的だったな。
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by akuto9 | 2010-06-08 20:27 | ふらふら業務日誌

鳩山辞任の書店への影響

鳩山・小沢辞任ってことで、政治の棚を占拠している小沢一郎・民主党批判本をどうしようかと悩む。トップが降りたからもう売れないのか、反民主が勢いづいてまた売れるようになるのか。しばらく様子見。でもどのみち、選挙に向けてこれから大量の政治関係の新刊が出てくるのだろうから、今のうちに棚を整理しておかなきゃならない。
ちょっと面白かったのは、今日明日にテレビで紹介される予定だった書籍がいくつかあるのだが、それが緊急鳩山ニュースのおかげで延期になってしまったこと。仕方ないことだけど、期待してた出版社の人には残念なことでしたね。ボツにならずに後日ちゃんと放送されるといいんですが。
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by akuto9 | 2010-06-03 01:28 | ふらふら業務日誌