<   2009年 01月 ( 15 )   > この月の画像一覧

実写版ドラえもん

一人でテレビを見ていた3歳の娘が、突然叫んだ。「見て!ドラえもんが!ドラえもんが!」そしてとても驚いた顔で、「ドラえもんが……しゃべってるよ!」。そりゃドラえもんは喋るだろうと思いテレビに目をやると、画面には天童よしみ氏の迫力ある姿が…。どうやら天童氏を実写版ドラえもんだと本気で思ったらしい。それともこっちが本物だと感じたのか。娘の勘違いには笑ったが、間違われる天童氏もさすがにただものではない。
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by akuto9 | 2009-01-29 22:31 | 老体育児記

『悼む人』天童荒太/文藝春秋

今回の直木賞受賞作ですが、とても素晴らしい作品でした。「生と死について深く考えさせられた」なんて感想は非常に陳腐ではありますが、素直にそう言ってしまいたくなるほど、誠実に真摯に生と死というテーマに向き合った作品だと思いました。なにより、この小説にひたむきに取り組んでいる著者自身のストイックな姿勢が読んでいてひしひしと伝わってきて頭が下がる思いでした。本屋大賞候補作の一つとして急いで読もうとしたけれど、読み飛ばせず途中から丁寧にじっくり読みました。久々に「いい本」に出会えた気がします。
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by akuto9 | 2009-01-28 13:18 | 意識朦朧書評

お父さんは乱暴者

3歳の娘と電車に乗っていたのだが、駅で降りる直前、それまで黙っていた娘が突然大きな声で楽しそうに言った。「ねえ、お父さんはどうして乱暴なの?」「え?」「どうして乱暴なのよ!」わけがわからないまま動揺して電車を降りたが、車内では私が家庭内暴力男であると思った人がいたに違いない…。娘が楽しげに言っていたのがせめてもの救いだが…。まったく、そんな言葉をどこで覚えたのか(使い方間違ってるし!)、あるいは別の言葉を言ってるつもりだったのか。3歳児は突然思いがけない言葉を人前で喋り出すので危険である。
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by akuto9 | 2009-01-23 23:01 | 老体育児記

『秋の牢獄』恒川光太郎/角川

2007年発表の短篇集。タイトル作は、ある秋の一日が何度も繰り返すというリプレイもの。物語の終わらせ方が恒川氏らしく不気味な静けさ。「神家没落」は大昔から日本各地を定期的に点々と移動している、異空間に存在する古民家に迷いこんだ青年の話。途中から思いがけない展開になり最後まで引き付けられる。恒川氏は日常のすぐ隣に潜む異世界を書かせたら天下一品。「幻は夜に成長する」は不思議な力を持った女性の過去語りだが、最後に成長した幻の正体が現れる場面が恐い。三作とも恒川氏にしか書けない独特の世界だ。
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by akuto9 | 2009-01-22 13:08 | 意識朦朧書評

本屋大賞ノミネート作発表

2009年本屋大賞のノミネート10作品が発表されました(本屋大賞HP参照)。ノミネートの顔ぶれは納得のいくものですが、今回は昨年以上に何がとるか予想できない。過去最高の混戦模様と言っていいのではないでしょうか。私は半分が未読なので、全部読んでからまた予想などしてみましょう。
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by akuto9 | 2009-01-21 19:05 | ふらふら業務日誌

『三月のライオン』羽海野チカ

6歳の息子が将棋に興味を持ったので20年ぶりに将棋を指したのだが、これがすこぶる面白くて、毎日のように対局している。そんな折『ハチミツとクローバー』の羽海野氏の新作が「将棋のマンガですよ」と後輩が教えてくれたので早速読む。単に将棋をネタにしているだけでなく、深く将棋の世界に踏み込んで描いてあるので読み応え抜群。著者の熱意が感じられてとてもよかった。登場人物も魅力的。続きが楽しみ。先崎学氏の将棋コラムも面白くてためになり、得した気分。
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by akuto9 | 2009-01-18 18:44 | 意識朦朧書評

金なんて買えない

『恐慌前夜』(祥伝社)のヒットで存在感が増した感のある副島隆彦氏の『副島隆彦の今こそ金(きん)を買う』(祥伝社)という本がよく売れています。派遣労働者解雇や就職難のニュースが数多く報じられるなか、うちの店でも『反貧困』『ロスジェネ』系ブックフェアでもやろうかと考えているのですが、かたや金を買うだのなんだの考えているお金持ちもたくさんいらっしゃるわけで、なんとも複雑な気持ちになってしまいます。書店の売場というのは本当に社会の様々な側面が表れているものだと思わずにいられません。
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by akuto9 | 2009-01-17 18:50 | ふらふら業務日誌

第140回芥川賞・直木賞発表!

芥川賞は津村記久子氏の『ポトスライムの舟』(群像11月号)。前評判は高かったようなので順当な受賞。津村氏は既刊もほどよく出ていて売りやすいかな。直木賞は天童荒太氏の『悼む人』(文藝春秋)と山本兼一氏の『利休にたずねよ』(PHP研究所)のダブル受賞!現代小説と歴史小説のダブル受賞は購買層が広くなるのでとてもいいですね。というわけで両賞とも該当なしじゃなくて本当によかった。今月の売上はさっぱりなので、賞の反響があることを期待します!
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by akuto9 | 2009-01-16 08:47 | ふらふら業務日誌

朝から犬神家

6歳の息子を除いた家族全員風邪でダウン。この間の連休はどこにも連れていってあげられなかったのだが、日曜、つらい体をひきずりながら出勤する直前、ただ一人元気に起きている息子に私は言った。「悪いけどさ、みんな具合が悪くて寝てるから君は静かにテレビで録画した番組でも見ててよ」。すると息子は慣れた手つきでデッキのリモコンを操作し、「オッケー!じゃあ『犬神家の一族』を見てるね。いってらっしゃい!」。また犬神家!朝っぱらから!この前見たばかりなのに!他に子供向番組がたくさん録画してあるのに!不気味だ…。
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by akuto9 | 2009-01-14 18:52 | 老体育児記

大河ドラマ絶好調

NHK大河ドラマ『天地人』のドラマストーリーブック前編と、火坂雅志氏の原作本が非常に好調な売れ行き。これは明らかに『篤姫』により大河ドラマ人気が底上げされた結果だと思うんだけど、どうでしょう?
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by akuto9 | 2009-01-12 17:58 | ふらふら業務日誌