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雪男

朝、3歳の娘が起きてくると母親の服装を見てにこっと笑いながら言った。「おはよう!雪男みたいだね、ママ!」。おいおい褒め言葉から著しく逸脱しているよ!しかしごく普通のチェックのシャツだったのになぜ雪男?もしかして山男の間違いか。何かがこの子の中に「雪男」としてインプットされているはずだが、確かめる術はない。
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by akuto9 | 2008-09-29 22:53 | 老体育児記

『告白』湊かなえ(双葉社)

第29回小説推理新人賞受賞作。幼い娘を教え子に殺された女性教師の……、という話。まず一人語りの第一章の緊張感が凄い。この章だけで一つの短篇として成り立つ。最終章の思いがけない展開といい、新人とは思えない魅力と完成度を有している。今後への期待が高まる作家の登場だ。今年のミステリランキング上位入りは間違いなさそう。少年だろうが教師だろうが母親だろうが悪意と弱さを抱えた剥き出しの人間にすぎない、ということを淡々と冷酷に書いていく著者の視線が恐ろしい。
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by akuto9 | 2008-09-27 20:26 | 意識朦朧書評

『イニシエーション・ラブ』

ラストのどんでん返しが凄いという評判で文春文庫になってからたくさん売ってきた乾くるみ氏の作品をようやく読む。だいたいの仕掛けは予備知識として持っており、実際予想通りの展開だったのだが、それでも見事に騙された。これは帯の通り「絶対に」読み返さずにいられない作品だ。巧みな構成になっているのだが、単に1980年代の青春恋愛小説として読んでも面白い。ありがちな恋愛模様を描いてるんだけど妙にリアルで読み応えあり。最後のどんでん返しでそのリアルさがより深まるところが恐ろしい。読んだ人同士で話し合いたくなる秀作。
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by akuto9 | 2008-09-24 22:18 | 意識朦朧書評

子どもに薬を飲ませる

3歳の娘に薬を飲ませなければならない。けれど素直に飲まない。そこでジュースに溶かして騙して飲ませているのだが、最近では勘が鋭くなって「薬入ってる?」と疑うようになってきた。そこで、娘の気が別の方に向いている間にこっそりと準備し、味に不信感を抱かれないように細心の注意をはらって調合し、何も言わずにさりげなくテーブルに置いておく。そうすると、わりと自然に飲ませることができるのだ。台所の陰で密かに調合をする私は「安っぽいサスペンスドラマで誰かに睡眠薬を飲ませようとしてる犯人みたいだ」と思う。
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by akuto9 | 2008-09-21 16:58 | 老体育児記

呪い

小学一年生の息子が、国語の授業で作ったという「ひらがなかるた」を持って帰ってきた。「な」→なす、「や」→やまのぼり、のように、そのひらがなから始まる単語をカードに書き、自分でイラストをつけるという楽しいものだ。ほとんどが子供らしく微笑ましい作品の中、何故か「の」はおどろおどろしいお化けの前で人が佇む絵で「のろい」と書いてあった。呪い…。もっと他にないのかい!とも思ったが、意外と「の」ってわかりやすいのがあまり思いつかないな。お化けの前に佇む人の顔が微妙に微笑んでいるのがシュールだった。呪い…。
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by akuto9 | 2008-09-20 20:48 | 老体育児記

学習漫画『アインシュタイン』

息子が相対性理論について質問してきたのは、図書館で集英社学習漫画『アインシュタイン』を借りてきたためだと判明。早速読んでみる。まず驚いたことに、アインシュタインと息子の誕生日が同じである。それはさておき、天才物理学者の波乱の人生は大変興味深いが、私の使命は小学生に相対性理論を説明することなので、理論について解説してある部分を集中して読む。子供向けにわかりやすく書いてあるはずなのに、難しい…。考え方の基本そのものが私には難しいのだ。やはりちゃんとした入門書を一冊は読みこまなきゃ駄目みたい。
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by akuto9 | 2008-09-17 15:52 | 意識朦朧書評

ついに来た質問

六歳の息子が「ねえお父さん、相対性理論ってなあに?」と聞いてきた。そんなもん、すぐに答えられるかい!はたして小学一年生に相対性理論の要点を理解させることができるものだろうか?とにもかくにも、まず私が相対性理論の基本を理解しなければなるまい。かつて物理のテストで8点という悲惨な得点で追試をくらったことのあるこの私が…。よもやこの年で物理を学び直す羽目に陥るとは、人生何が起こるかわからないものである。
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by akuto9 | 2008-09-16 20:27 | 老体育児記

反対の賛成

このごろ猛然と家にある漫画を読み漁り始めた六歳の息子。いつもは『ドラえもん』や『キテレツ大百科』を読んでいるのだが、先日は『天才バカボン』を初めて読んで、クスクス笑っていた。息子はバカボンのパパの「はんたいのさんせい!」という台詞に疑問を持ったようで、反対の賛成というのは一体どのような意味なのか、と真面目に質問してきた。「そういうギャグなんだよ」の一言で済まそうとも思ったが、よく考えてみると「反対の賛成」というのは確かに難しい概念だなーと思い、二人でしばし反対の賛成について議論したのであった。
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by akuto9 | 2008-09-13 21:03 | 老体育児記

生きることは食べること

底無しに食いしんぼうの3歳の娘が風邪をひいて寝込んでしまったのだが、高熱にうなされながら、うわごとで「おにぎり…おにぎり…」とつぶやいていた。こいつなら生き残っていける、と頼もしく思った。
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by akuto9 | 2008-09-09 22:51 | 老体育児記

鉄分

近頃磁石遊びが大好きな息子が、「お父さん、鉄分は磁石にくっつくの?」と質問してきた。食物や体内に含まれる栄養素としての鉄分は磁石につくのかということだが、正直、どう答えたらいいのかさっぱりわかりません…。私は小学校時代理科が一番苦手だったのだが、なぜか息子は理科が大好き(まだ一年生なので教科としての理科は始まってないのに…)。(私の)先が思いやられる。子供の難しい質問に答えるための「おとな電話相談室」みたいなの、ありませんかね?
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by akuto9 | 2008-09-08 10:37 | 老体育児記