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村上春樹訳『ペット・サウンズ』

年末の新刊案内に村上春樹訳『ティファニーで朝食を』が載ってるのを見た時「ふーん、今度はカポーティか」と特に驚きもなく流したが、その隣を見て動きが止まった。村上春樹訳『ペットサウンズ』。なんだこりゃ?これはビーチ・ボーイズのあの名盤のことか?と詳細がわからずやきもきしたが、その後の案内でまさにあのアルバムとブライアン・ウィルソンに関するノンフィクションであることがわかり、ファンとして感涙。昨日入荷して来たが表紙には『ペットサウンズ』のジャケが!嬉しい…。もう、ティファニーなんてどうでもいいや。
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by akuto9 | 2008-02-29 22:59 | ふらふら業務日誌

閏年

あるところからもらった手帳を使っていて、最近何か変だなーと思っていたら、二月二十九日がなかった。この手帳は間違っている!と思い、さらによく見てみたら、2007年の手帳だった。昔からスケジュール管理能力が著しく欠如している私は、手帳を単なるメモ帳がわりにしか使っていなかったのでなかなか気がつかなかった。こんなものをくれる方もくれる方だが、二月が終わるまで気付かない方も気付かない方なので、まあ引き分けということで。
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by akuto9 | 2008-02-28 19:55 | ふらふら業務日誌

月の水

月に関する絵本を5歳の息子と読んでいたところ、アポロ宇宙船が調査で月面に降り立ったとき、月に水は発見できなかったというエピソードを読んで一言。
「水がないなら、(宇宙飛行士が)おしっこしてくればよかったんじゃない?」
それを聞いて、つい「なるほど」と言ってしまったが、全然なるほどじゃないな。
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by akuto9 | 2008-02-26 23:04 | 老体育児記

『ライオンと魔女』 C・S・ルイス (岩波少年文庫)

言わずと知れた『ナルニア国ものがたり』の第一作だが、子供の頃からファンタジーものに興味がない私が今頃このファンタジーの王道作を読んでいるのは、追加注文して入荷したこの本をパラっとめくった時に見えた「ルーシィ・パーフィールドへ」と題した著者の序文がとても素晴らしいと思ったから。たった1ページの文章だけど、なんだかすごく感動してしまいました。もちろん冒険物語も面白かったけど、大人の読者としては、子供の話をまるごと信じてあげて良いアドバイスをする「先生」が素敵だなと思いました。出番少ないけど。
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by akuto9 | 2008-02-25 23:44 | 意識朦朧書評

図書カード還元

四月から小学生になる息子が、地元の子供会の歓送迎会に出席。いくつかおみやげをもらって帰って来たのだが、その中の一つに見覚えのある包装紙が…。明らかに自分の店で包装した図書カードである。こういう形で自分のところに還元されるとは思っていなかったので少し嬉しかったが、やはりこの包装は過剰だなーすぐ捨てちゃうし…、と、店で何百組と包装した苦労を思うと複雑な気持ちにもなった。
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by akuto9 | 2008-02-24 22:44 | ふらふら業務日誌

年度末の光景

本屋大賞の投票が終わり、これでしばらくはのんびり過ごせるぞと思っていたのだが、この一週間というもの地元の子供会の係の人から図書カードの一括注文が相次ぎ、連日図書カード包装地獄。誰か私にも図書カード下さい。書店員になってからというもの、あげるばかりで誰もくれません…。さらに年度末ということで地元の学校が余った予算で図書購入、それはいいんだけど書類を今日中に作れとかなんとか、予算はもっと計画的に使いましょうよ。「ワンピース」とか「テニスの王子様」の小説版を慌てて市の予算で買うってのはな…。
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by akuto9 | 2008-02-23 23:35 | ふらふら業務日誌

本屋大賞勝手に予想 (前篇)

本屋大賞の二次投票、無事終了しました。今年は締切よりだいぶ早く終わり、寝不足にもならずに良かった。大作がなかったのがよかったなー。
さて、せっかく頑張って候補10作を読んだので、勝手に大賞の予想をして遊ばせてください。もちろん独断と偏見に満ちているので真に受けないようお願いします。

過去4回は、候補作を読み終えた時点で大賞作がほぼ確実に予想できたのですが、今回は本当にわからない。難しい。そこで本屋大賞の基本に戻って考えてみます。それは、この賞のキャッチフレーズに明らかなように「全国書店員が選んだ いちばん!『売りたい本』」ということで、必ずしも書店員が『いちばん好きな本』とは限らないこと。なので「俺はこの作品が一番好きなんだけど、陰気な話だから本屋大賞として薦めるのはちょっとなー」という判断が起きうるのです。過去の受賞作がいずれも「いい話」「爽やかな話」なのは、単に書店員にそっち系の話が好きな人が多いというだけでなく、「多くの人に読んでもらいやすい作品」を選んでいる、という面もきっとあるはずなのです。それは必然的に「売れる作品」となり、本屋大賞の主旨に沿うことになるわけです。本屋大賞否定派の人たちには、その「売れ線狙い」が気に食わないのだと思いますが、売るためにやっている賞なので問題ありません。実際、過去のすべての受賞作と候補作の一部は映画・ドラマ化され、メディア業界全体に新たな商材を提供しているわけですから、商売っ気のない人には、もうこの賞は無視してもらうほかありません。
能書きはこれくらいにして、次回は個々の作品を見ていきます。
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と、思ったのですが、まだ二次投票期間中なので、個々の作品についてあまり勝手な意見を書き散らすのは良くないな、と思い直しまして、
具体的な作品の予想については二次投票終了後、三月になってから続けたいと思います。
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by akuto9 | 2008-02-19 11:40 | ふらふら業務日誌

『カシオペアの丘で』 重松清 (講談社)

癌を宣告された39歳の男が、再会した幼なじみや家族との関わりの中で、自分の死や過去と向き合う。同じ30代後半の男性である私にとって、他人ごととは思えぬ切実なテーマであり、特に息子のことを思う場面は涙なしには読めなかった。いい小説です。しかし…。せっかくの素晴らしい物語も、終盤にベタベタと色んなものが貼り付けられ、なんだか興醒めでした。せっかく静かな余韻を味わおうとしていたのに、これでもかとばかりに感動的な場面や台詞が目白押しで、かえってあざとさすら感じてしまい逆効果。本当に残念に思いました。
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by akuto9 | 2008-02-18 23:27 | 意識朦朧書評

かさぶた

昼寝をしていたら、2歳の娘に、顔のかさぶたをひっぺがされた。あまりの痛さに飛び起きた。拷問のようだ。最近の彼女は自他を問わずかさぶたを剥がすのが趣味なのである。
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by akuto9 | 2008-02-15 23:00 | 老体育児記

『有頂天家族』 森見登美彦 (幻冬舎)

京都の狸一家の家族愛小説。森見登美彦だけに一筋縄ではいかぬへんちくりんな奇想小説で、彼がファンタジーノベル大賞出身であることを思い起こさせる。父狸が狸鍋で食われた一家という設定はピーターラビットを下敷きにしたのでしょうか?家族が力を合わせるとてもいい話で、名セリフも多かったのですが、正直に言うと全体的に退屈でした。面白いことは面白いんだけど、なぜかページをめくる手が早くならず、特に前半は苦痛でした。なぜだろう。私だけかもしれませんが。すでに続編も始まっているようなので、人気なんですね。
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by akuto9 | 2008-02-14 12:07 | 意識朦朧書評