<   2007年 10月 ( 18 )   > この月の画像一覧

鰯の頭も信心から?

最近の健康雑誌はまさにトンデモ系の宝庫。ここ出身の変な本が多く、しかも良く売れるもんだから複雑な心境だ。例えば『「手相を書く」だけで運命が変わる!』『ツキを呼ぶ「富士山の写真」飾るだけで夢が実現!お金が舞い込む!病気が治る!』(ともにマキノ出版)。書名通りの内容。もしもし、正気ですか?こんな本がうちの店だけで数十冊も売れるくらいだから、より巧妙な振り込め詐欺とかインチキ商法にひっかかる人が後を絶たないのも納得の現状だ。なぜ人はかくも騙されやすいのだろうか。
[PR]
by akuto9 | 2007-10-31 20:43 | ふらふら業務日誌

ものすごい初速

またケータイ小説ネタ。『恋空』のアナザーストーリーである『君空』が、先週の発売後数日間当店で驚異的な売上を記録したのでびっくり。いくら人気作の続編とはいえ、ここまで瞬間風速が速いとは。恐るべし。この現象を考えてみたのだが、ケータイ小説という性質から、読者はこの本の発売日情報を各自の携帯で事前に入手していたのだろう。そのため発売後すぐに書店に向かうことができたので短期間に売れが集中したのではないか。もちろん他の人気作家も発売直後から売れるが、その売れ方とは少し違うような気がした。あくまで印象だが。
[PR]
by akuto9 | 2007-10-31 00:02 | ふらふら業務日誌

どこに置くのかi らんど

先週、恐れていた『魔法のiらんど文庫』がついに創刊。入荷前から文庫担当者が「どこに置けばいいんだ!」と悩んでいたもの。本当は単行本のケータイ小説の棚で売るべきなのだろうが、当店の棚構造上それは難しい。ティーンズ文庫と解釈しても、従来のラノベやBLとは読者層が激しく違うような気がするし…。結局文庫コーナー隅の空いている場所にてきとーに放り込んでごまかしたが、あそこじゃ売れないだろうな…。他の書店ではどんな感じで置いているのか気になるところです。
[PR]
by akuto9 | 2007-10-29 19:08 | ふらふら業務日誌

俺の恋空

20歳のバイト君が「悪徳書店員さんはもう『恋空』を読んだんですか?」と真面目な顔で聞いてきた。「…俺が、読むと思う?」と苦笑して聞き返すと、「悪徳さんはたくさん読んでるから話題の本は読んでるのかと思って…」。読書家と評価してくれたのは嬉しいが、さすがに守備範囲外です。ただ、若い彼の発言には「ケータイ小説」への蔑視はなく、単なる話題書の一つとして見ていることに気付き、好印象を持った。ケータイ小説について大人が語る時、どうしても軽蔑的ニュアンスが混ざってしまいがちで良くないなーと最近考えているので。
[PR]
by akuto9 | 2007-10-28 19:33 | ふらふら業務日誌

関心のうすい結婚

昨日入荷した青木さやかの『34』(光文社)、あれだけテレビで露出していたにも関わらず、まだ一冊も売れていない。もちろん『紀香魂』のように売れるとは思ってないが、前に出た彼女の写真集は結構売れたので、もう少し反響があると思ったのだが…。この手の本は初速がダメだともうおしまいである。さようなら。結婚発表という性質上しかたないとは思うが、発売直前まで書店に情報を流さない作戦(個人的に『ダディ』的手法と呼んでいるが)は気分がいいものではない。本の売上はあてにせずテレビの方で稼いでください。
[PR]
by akuto9 | 2007-10-26 19:18 | ふらふら業務日誌

文春さんへ

「ガリレオ」効果で東野圭吾作品ますます売れまくり。ここ数年、特に『容疑者X』の直木賞受賞以降果てしなく売れ続けているまさに稼ぎ頭。エース。たいしたもんです。ところで文春さん、まだドラマ始まったばかりなんだから『探偵ガリレオ』と『予知夢』もっとたくさん重版してください。文庫担当者が「どうして文春はここぞという時に(いつも)セコいんだろうなー」と文句言ってますよ!良く言えば「慎重」なんだろうけど、今ならもっと強気で刷っても全然大丈夫ですよ!と、無責任な発言をして煽る。(でも本当に大丈夫だと思うよ)
[PR]
by akuto9 | 2007-10-24 12:00 | ふらふら業務日誌

出版の特集をしても

昨日のTBS「ブロードキャスター」で出版に関する特集を放送していた。「ケータイ小説」「活字離れ」「出版不況」「自費出版」などをキーワードに色々とやっていたが、何を伝えたいのかいまひとつわからない企画だった。本を読むことを推奨する方向性はありがたいが、福留氏の「本を読めばキレない」という無根拠な意見や単純なケータイ小説嫌悪など、ありがちなオヤジの印象論でしかないコメント力の低さがむなしかった。丸善本店の仕入開梱風景が見れたのは同業者として興味深かったが。なんにせよ、売れるものを売ってくしかない。
[PR]
by akuto9 | 2007-10-21 20:48 | ふらふら業務日誌

明日は我が身

今日捕まった万引き犯は50代後半のホームレスで、所持金がなく古本屋での換金目的で盗ったとのこと。捕まった時から無抵抗無弁解で、あきらめきった表情で淡々と質問に答えるその姿は静かながらも達観した者の持つ凄みのようなものを感じた。若い警察官が「いい年して何やってんの!」と熱く説教してくれたが、すべての言葉は彼の体を虚しく通り抜けて行くだけ。行き着くところまで行った人間の発する悲哀のオーラにエネルギーを吸い取られ、本来なら怒るべき立場の自分は何も言えなかった。将来の自分の姿を彼に見たような気がして。
[PR]
by akuto9 | 2007-10-19 23:14 | ふらふら業務日誌

未成年

昨年発売された『闘育論~亀田三兄弟の育て方』亀田史郎(創美社)でも積んでみるかと面白半分に考えたが、売れ残ったら恥ずかしいし(そもそも買うのが恥ずかしいから絶対売れないな)注文するのも面倒なのでやめた。それにしても世界チャンピオンに挑戦するような強い男を擁護する理由が「未成年だから」というのには本気で笑った。余談だが亀田未成年の一件は、昔読んだドストエフスキー『未成年』の内容を私が100%忘れていることに気付かせてくれた。ドストエフスキーブームだし、読み返してみるか?いや、無理だな…。
[PR]
by akuto9 | 2007-10-18 23:25 | ふらふら業務日誌

ノーベル文学賞

英国のドリス・レッシング氏がノーベル文学賞を受賞。昨年の村上春樹フィーバーはもう一年前かと時の早さに驚く。村上氏は今年も候補の一人と目されていたはずだが昨年騒ぎすぎたせいか今年は何も案内がなかったな。それでも村上氏の新刊発売がこの時期に設定されているのは賞を意識してのことに違いない。ネットのニュースなどで今回の下馬評をいくつか読んだが、私の見た限りではレッシング氏の名は出ていなかったように思う。いつものことながら文学賞の下馬評はあてにならない。(ただし本屋大賞だけは下馬評的中率ほぼ100%…)
[PR]
by akuto9 | 2007-10-12 23:21 | ふらふら業務日誌