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本屋大賞投票を終えて

今日が締切の本屋大賞二次投票、なんとか終了。今年もぎりぎりだったな。やはり『終末のフール』と『一瞬の風になれ』が頭一つ抜けているので大賞はどちらかだろう。私は断然『フール』を推すが、過去の本屋大賞の傾向からすれば、わかりやすい話である『一瞬の風』が受賞する可能性が高いと思われる。『夜は短し歩けよ乙女』も前評判が高いが万人うけする作品とは思えないので、受賞したら番狂わせかな。ともあれ、試験期間が終わったようなスッキリした気分。これでようやく読みたい本が読めるぞ。結果発表の四月五日をお楽しみに!
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by akuto9 | 2007-02-28 13:59 | ふらふら業務日誌

『ミーナの行進』  小川洋子  (中央公論新社)

1972年家庭の事情で芦屋の親戚社長宅に預けられた少女が、その家の娘ミーナと過ごした一年の物語。小川氏らしい静かで抑制のきいた美しい文章で綴られる。家族の壊れものをいつも修理していた立派な父(社長)が実は家族を静かに壊していて、その綻びを居候である少女がひそかに繕う。この少女こそが、小説中の言葉を借りるなら芦屋の富裕一家にとっての「天使」であったということか。美しい作品だが、私にはちょっと上品すぎるな。(嫌みではなく)「少女」の心を持った人向けの作品だと思う。
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by akuto9 | 2007-02-27 17:05 | 意識朦朧書評

がんばれ知事

東国原知事の女性問題のおかげで『週刊現代』がよく売れた。スキャンダルおおいに結構。
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by akuto9 | 2007-02-26 22:57 | ふらふら業務日誌

ひげそり

4歳の息子と散歩をしている途中、田んぼで耕運機が土をほっくり返していた。
それを見ていた彼の言葉。

「地球はひげそりの中に入っているんだよ」

なんとなくわかるような気もする想像である。
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by akuto9 | 2007-02-25 15:36 | 老体育児記

8ヶ月の旅

昨年6月に注文した客注品がなぜかいまごろ入荷。もちろん新刊予約品ではなく当時既に出ていた本。なかなか入荷しないので事故と判断し昨年同月に再注文して入荷済みだったのだが、最初に注文した分が取次のどこかに眠っていたのか、出版社の担当者が新しくなって前任の不始末に気付いて送ってきたのか、真相は不明だが半年以上経ってるんだから一言確認の連絡くらいよこしてくれよ…。8ヶ月もの時をさまよって入荷した本には「よく来たな、まあ座れ」と言ってやりたいところだが、必要ないので返品。今度は迷わず無事に帰れよ。
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by akuto9 | 2007-02-24 23:39 | ふらふら業務日誌

普通

4歳の息子が突然「お父さん、『ノーマル』ってどういう意味?」と尋ねてきた。「『普通』ってことだよ」と答えようとしたが、考えてみると一体何をもって「普通」とするのか、そもそも「普通」とは何か、きちんと説明できない自分に気付き、返答するのに大いに悩んだ。結局時間切れで「まあ、普通ってことだな」と逃げたのだが、ここで「『ふつう』ってどういうこと?」と突っ込まれていたらピンチだった。抽象的な言葉を子供に説明するのは難しく、いかに自分が何も考えずにその言葉を使って来たか思い知らされる。
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by akuto9 | 2007-02-21 23:46 | 老体育児記

(続)『風が強く吹いている』

できれば別々の時期に読みたかったというのが正直な感想だ。『一瞬の風』の方が陸上の世界にどっぷり浸り少年達の心に添う感じなのに対し、『風が強く』は娯楽性に力点を置いている感じ。それぞれ良い。二人の実力派女性作家が同じ時期に似たような作品を発表したのはただの偶然だろうか?二人がそれぞれ、あさのあつこ『バッテリー』に触発されてスポーツ少(青)年ものを書こうとした結果なのではないか。と勝手に想像して文庫版『バッテリー』1巻を見直してみると、解説を三浦しをんが書いていた。やっぱそうなのかな?(終)
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by akuto9 | 2007-02-20 19:50 | 意識朦朧書評

『風が強く吹いている』新潮社

著・三浦しをん。素人中心の大学生10人が箱根駅伝を目指す話。面白い。いい小説だと思う。だがしかし…。本屋大賞候補作として本作と『一瞬の風になれ』を同時期に読んだ人は「話がかぶってるなあ…」と思わずにいられないだろう。どちらも陸上青春小説でタイトルに「風」がつくというだけでなく登場人物の設定も一部似ているし(ともに双子の部員が出てくるのはやはり宗兄弟からの連想?)、物語の展開や全体から受ける印象も似た部分が多いように思う。だからといって、それぞれの作品の価値が下がるわけでもないのだが(続)
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by akuto9 | 2007-02-20 19:49 | 意識朦朧書評

さようなら

四歳の息子が、部屋の隅で一人で遊びながら何か歌を口ずさんでいた。近くで聞いてみると、明るい節回しで「おとうさん、さようならー、おとうさん、さようならー」と同じフレーズを繰り返している。オリジナルソングのようだ。彼は私に気付きニコッと笑ったので、「その歌、何?」と尋ねてみると、笑顔のままで「ひみつ」と。私の知らないところで何かが進行しているのであろうか。
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by akuto9 | 2007-02-17 20:00 | 老体育児記

出版中止『プリンセス・マサコ』

ここ数日マスコミを賑わせている、オーストラリアのジャーナリスト、ベン・ヒルズ氏の『プリンセス・マサコ』だが、日本語版を3月に刊行予定だった講談社から「日本語版出版中止」のFAXが今夜届いた。今回外務省・宮内庁が指摘した事実誤認箇所について、翻訳・編集過程で既に誤認と修正を認めていたにも関わらず、今回のマスコミの取材に対して「謝罪する必要は何もない」と答えている姿勢は容認できず版元と著者との信頼関係を保つことはできないと判断したため、とのこと。出版界に議論を巻き起こしそうな決定である。
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by akuto9 | 2007-02-16 23:15 | ふらふら業務日誌