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ロハスな感じ。

LOHASという概念もだいぶ普及したようで、今年になってからLOHASという言葉が入った本や雑誌の記事が目立つ。健康的で地球環境を考慮した生活様式なわけだが、それって粗食で無駄遣いしない節約(貧乏)生活と結果的にほとんど同じ気がする。しかしLOHAS本はどこか小洒落ている。貧乏とはほど遠いイメージ。なんだか「LOHAS風」というのはかっこいい、というイメージだけが蔓延してるような気がするな。本質を離れてファッションとして流行するのは、昨年の「ホワイトバンド」と似てるようでもある。
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by akuto9 | 2006-03-31 14:35 | ふらふら業務日誌

新刊地獄

毎年のことだが、3月末は取次・版元決算のため3月下旬の新刊が異常に多く、荷運びと開梱だけでバテバテ。昼頃にはもう帰りたくなる。取次も出版社も決算時に在庫を抱えていたくないので、作った本はどんどん配送ラインに乗せて書店に押し込んでくるのだ。店の陳列スペースは限られているので、新刊の量が増えれば当然商品入れ替えが必要になり、それだけ返品の量も増える。つまり朝から晩まで荷物に追われてヘロヘロなのである。こんな忙しい時期にくだらない「会議」で召集かける店長って一体…。あんたも荷物手伝ってくれよ!
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by akuto9 | 2006-03-30 12:45 | ふらふら業務日誌

素晴らしき添加物

『食品の裏側』(東洋経済新報社)という本がよく売れている。我々が普段何気なく食べている加工食品に、いかに大量の添加物が使われているかを暴露した本で、かつてのベストセラー『買ってはいけない』(金曜日)や『食べるな危険!』(講談社)の延長線上にある。これを読むと、添加物の現実にウゲーッとなって食べる気がしなくなるかもしれないが、私などは添加物は凄い!廃棄寸前の食材をおいしく蘇らせてくれるなんて!と逆に感心してしまうな。どのみち、よほど強固な意志がないと、添加物からは逃れられないんだし。
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by akuto9 | 2006-03-29 22:20 | ふらふら業務日誌

『終末のフール』 伊坂幸太郎 (集英社)

ついに来た!これまでも数々の秀作を発表しながら、決定的な代表作はまだものにしていなかった(と私は勝手に思っていた)伊坂さんだが、本作は現時点での伊坂文学の集大成というべき最高傑作だ!あと三年で隕石が衝突して地球が滅びるという状況下で、それぞれの終末と向き合う仙台の人々の姿を描いた連作短篇。少しづつ繋がっている各短篇の物語の巧みさ、魅力的な登場人物、そして何より独特のユーモア。「家族と許し」がテーマと言えそうで、終末ながら前向きな姿勢の作品だ。最後の短篇はデビュー作にも通ずる。ぜひ読んで頂きたい!
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by akuto9 | 2006-03-24 22:35 | 意識朦朧書評

悲しいほど売れない

片山恭一の文庫新刊が続けて出たが(『満月の夜モビイ・ディックと』(小学館)、『空のレンズ』(講談社))売れ行きがさっぱりだ。念のために言っておくが、片山氏は300万部越の金字塔を打ち立てたあの『世界の中心で、愛をさけぶ』の著者である。あれだけ多くの人に読まれながら、文庫の新刊がこれほど売れないなんて、著者に読者が全然ついていないとしか思えない。作品は売れたがファンはできなかったのか…。綾瀬はるか・長澤まさみ・森山未来らがこの作品で大いに株を上げたのとは実に対照的。ぜひもう一発頑張ってほしいのだが…
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by akuto9 | 2006-03-23 14:40 | ふらふら業務日誌

叶美香のヘアヌード写真集が、

四月三日に発売されるとの情報。スポーツ新聞には「宮沢りえや菅野美穂を越えるか?」とか書いてあったが足元にも及ぶまい。とはいえ話題になること必至なので、ある程度は売れる。はたしてどの程度売れるのか?久々に悩み甲斐のある商品だ。メイキングDVDつきで4200円。女性ファンも多い。38歳。色んな要素を検討するがどうもピンとこない。店の若い男衆に「見たい?」と聞くと「見たいけど買いたくない」とのこと。どのみち頼んだ数がちゃんと入ってくるわけでもなし。難しい…。どういう結果になるか皆さん注目してて下さい。
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by akuto9 | 2006-03-21 22:58 | ふらふら業務日誌

ドラマ『愛と死をみつめて』

『世界の中心で、愛をさけぶ』の大成功は、純愛と病死モノは売れる、という教訓を業界に叩き込み、その余波はいまだに続いている。何十年も昔の作品を引っ張り出してきたはいいが、広末涼子の演技力の乏しさと草なぎ剛の学ランの似合わなさばかりが目立つ、感動にはほど遠い出来だった。ユースケと草なぎの対面シーンでは誰もがきっと「ぷっすま」を想像し、せっかくドリカムが歌ったテーマ曲も我々世代にはどうしても志村けんのバージョンを思い起こさせますます緊張感がない。色んな意味で企画倒れのドラマ化で、本の売れ行きも伸びないだろう。
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by akuto9 | 2006-03-20 19:35 | ふらふら業務日誌

『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎 (祥伝社文庫)

伊坂幸太郎の出世作で映画にもなるが、なるほど映画化したくなるのもよくわかる、少しの隙もなく練り上げられた極上エンターテイメントだ。伊坂作品のなかでは最も映像化しやすいだろう。映画好きの伊坂さんらしく映画のエピソードもたくさん盛り込まれていて楽しい。ドストエフスキーを自作に引用した小説は数多いが、本作のように愉快極まりないネタとして使った例は他にないだろう。この冴えわたったユーモアのセンスには脱帽!
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by akuto9 | 2006-03-19 12:34 | 意識朦朧書評

『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎 (新潮文庫)

未読の伊坂作品を読み続ける毎日。デビュー2作目の本作は、バラバラに見える複数の事件がラストで見事に重なるという、後の作品でもお得意の手法が早くも完成している。人気作家として快進撃を始める伊坂幸太郎の事実上のスタート地点といえそうな快作だ。抜群に面白い本作だが、私としては前作『オーデュボンの祈り』の方が忘れがたく魅力的に感じる。粗削りではあっても、スケールが大きく不気味な迫力を持ち既存の枠をはみだす不思議な作品だったからだ。『ラッシュライフ』は行儀よくきちっとまとまりすぎてる感じだ。
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by akuto9 | 2006-03-18 00:00 | 意識朦朧書評

ひどい注文者

ある本を明日までに20冊欲しい、というような注文が入る時がある。無理なので断ることが多いが、出版社が親切で直送してくれる場合もある。先日30冊の一括注文があり、直送してくれたので翌日届いた。いい仕事だ。早速注文者に連絡しようとすると、向こうから電話がかかってきた。「必要なくなったのでキャンセルします」。おいおい、そりゃないだろ!無理矢理買わせるわけにもいかず泣き寝入り。注文する側の責任というものをまるで考えていない。その注文一つでどれだけ多くの人の労力と経費がかかっていることか、説教したくなった。
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by akuto9 | 2006-03-13 12:54 | ふらふら業務日誌