カテゴリ:ふらふら業務日誌( 381 )

ピンクとグレー

『ピンクとグレー』加藤シゲアキ。『KAGEROU』に比べたら、だいぶましな内容かと思いました。自分がいる芸能界を舞台にしたところが、有利にはたらいたか。まあ『KAGEROU』を教訓にしたことは間違いないでしょう。ジャニーズファン以外の読者にも広まってくれたら、もう少し売り伸ばせるかな。
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by akuto9 | 2012-02-13 15:31 | ふらふら業務日誌

本屋大賞ノミネート作発表!

本日、本屋大賞ノミネート10作が発表されました。

■ノミネート作品【作品名五十音順】
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『偉大なる、しゅららぼん』万城目学(集英社)
『くちびるに歌を』    中田永一(小学館)
『ジェノサイド』     高野和明(角川書店)
『誰かが足りない』    宮下奈都(双葉社)
『人質の朗読会』     小川洋子(中央公論新社)
『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』
        三上延(アスキーメディアワークス)
『ピエタ』        大島真寿美(ポプラ社)
『舟を編む』       三浦しをん(光文社)
『プリズム』       百田尚樹(幻冬舎)
『ユリゴコロ』      沼田まほかる(双葉社)
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今回は少し参加条件が変更になっています。
・一次投票(3作品を選んで投票する)に参加した人しか二次投票に参加できない。
・二次投票は、10作品すべてにコメントをつけた上で、ベスト3を投票する。
つまり、これまでは一次投票していなくても、二次投票からの参加が出来た。
そして二次投票は上位3作品だけコメントをつければよかった。
よって、今回は少しハードルが高くなっているわけなのですが、
それにもかかわらず、一次投票の参加者は過去最高だったそうです。

うーん。
『ジェノサイド』×『舟を編む』×『ビブリア古書堂』による上位争いかな?

二次投票締切は二月末。発表は4月10日です。
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by akuto9 | 2012-01-23 17:05 | ふらふら業務日誌

2011年

今年もはや12月。全国の文芸書担当書店員が、昨年の「KAGEROU」のせいで対前年比に苦しめられること確実の2011年12月、齋藤智裕先生におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。「KAGEROU」の映画化や、次回作の話はどうなっているのでしょうか?酷評に耐えかねて心が折れているのでしょうか。私は昨年、少し褒めましたよ。ココアのCMとか出てる場合じゃないっすよ!出版業界をさんざんかき回した責任ってもんがあるんだから(ポプラ社が悪いのだが・・)、ちゃんと作家を続けて今度こそ傑作を書いてくれ!来年はジャニーズのだれそれの小説も出るし、このままでは、レベル低いタレント小説の先鞭をつけて去ったという点でのみ出版史に名を残しちゃうよ。頑張れヒロ、失礼、智裕!ココア飲み終わったら机に向かえ!と、そんな応援をしているのは私だけかもしれませんが。

さて、今年は震災など色々あったせいで、ほとんど更新ができずに反省しています。今年の出版業界を振り返ると、やはり震災関連本が多数出版されたことが最大の特徴として挙げられます。よく、多数の震災便乗本が出ていると言われますが、私はそれほどひどい便乗本は少なかったように思っています(「もしドラ」の便乗本は粗悪なのが出続けていますが)。大震災というとんでもないことが起きて、これまで気がつかなかった問題点やら、新しく知るべきことなどがたくさん浮かび上がってきたために、それに対応する書籍が多く出版された。それらは、「知りたい」とか「考えなきゃいけない」とか、本来の出版の基本的な動機に基づいて書かれたように思える。少なくとも私個人としては、書店員になってから、いちばん「本が必要とされている」と肌で感じた年となりました。

震災を直接体験した方、被災地支援に関わっている方、各方面の専門家の方などの本が大小さまざまな出版社から出続けていますが、特に中小の出版社の活躍が目立った年でもありました。そういう本は売れる売れないに関わらず本としての存在価値を強く感じました。その一方、大手出版社から出される、経済評論家や著名学者などの「震災論」や「復興論」みたいなものは、売れていても、とても空虚に中身のないものに感じられました。被災地に直接関わらずに、頭だけで考えて「これを転機にどうこうするべきだ」と正論めいたお言葉を頂いても、なんだかえらそーなだけで血の通っていない言葉に思えて仕方ありませんでした。そういう意味でも、本に対する認識が色々と変わった一年でした。

震災で様々なことが変わりましたが、間違いなく出版業界も大きく変わり、これからも変わっていくでしょう。そんな中でも「タニタの社員食堂」やら「片づけの魔法」やらがベストセラー街道を驀進し続けているのを見ると安心しますね。ああ、生活・実用書(特にダイエット!)はいつの時代も変わらずに売れているなー、と。やはり人は毎日生活をして生き続けているんだなー、と。あたりまえのことがとても頼もしく感じられてしまうのです。

と、珍しく長文を書きましたが、今年もあと少し。できるだけ色んなことを書いていこうと思います。
最後に。いま一番気になっているのは、「スティーブ・ジョブズ」の失速が激しくて、たくさんとった在庫が不良在庫にならないか、ということです。ではまた。
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by akuto9 | 2011-12-05 16:19 | ふらふら業務日誌

わかりやすすぎるタイトルだが。

今日は『謎解きはディナーのあとで2』発売日。『神様のカルテ2』のように、なんのひねりも工夫もない安直なタイトルのわりには(だから?)、初日からバコバコ売れた。うちの店では『スティーブ・ジョブズ』は早くも下火。
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by akuto9 | 2011-11-10 23:20 | ふらふら業務日誌

ジョブズ……

お客さんから、「このあいだ亡くなったビル・ゲイツの本が出たそうだけど、ある?」と問い合わせがあった…。
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by akuto9 | 2011-10-26 20:29 | ふらふら業務日誌

野田

首相が変わる度に、新首相の過去の著書を発注するのも書店の恒例の仕事の一つだが、他国ではこんなに頻繁にこんな仕事はしないのだろうなーと思う。まあ、頑張ってください、野田さん。
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by akuto9 | 2011-09-05 17:14 | ふらふら業務日誌

またタニタ

さんざん売ったのでもうそんなに反響はないだろうと思って油断してしまったが、一昨日の「金スマ」で取り上げた『タニタの社員食堂』がまたまた大ブレイク。たくさん在庫を持っていたつもりだったが、続編とともに半日で完売。その後も問い合わせ多数。よっぽど魅力的な紹介のしかただったんだろう。『樫木式カーヴィーダンス』とともに、ダイエット系が今の稼ぎ頭。
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by akuto9 | 2011-08-28 14:10 | ふらふら業務日誌

紳助

久々に『島田紳助100の言葉』がよく売れた。紳助氏はテレビでも見苦しいほどお金の話ばかりするので個人的には好きじゃなかったが、影響力の大きさはやはり否定できない。
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by akuto9 | 2011-08-24 21:43 | ふらふら業務日誌

泣いてる

小学生の男子二人が、「マイケルジャクソンが泣いてるジャクソン!」と何度も言って大笑いしながら通り過ぎて行った。死してなお、彼の音楽をほとんど知らないであろう、異国東洋の小学生にまで話題と笑いを提供し続けるマイケルは、やはり偉大であった。夏休みはもう終わり。
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by akuto9 | 2011-08-22 07:49 | ふらふら業務日誌

『ちくま』8月号

『ちくま』8月号で、佐野眞一が痛烈な秋元康批判をしている。彼の指摘するように、美空ひばりの生前最後のシングル『川の流れのように』を作詞したことによって、実力以上に持ち上げられた評価になっているなーと前から感じていた私にとっては痛快な批判だった。ひばりファンらしい佐野氏は『川の〜』を「駄作」とまで断言しているが(私はそこまでは思わないが、深みがあるようで実はあまりない、とは思っていた)、たくさんの名曲を残しているのに、彼女の映像がテレビで流れるときはたいてい『川の〜』が使われるのは残念なことだ。AKBのプロデュースについても「女衒」呼ばわりをしていて「それはちょっと言い過ぎでは…」と引いてしまうような罵倒が続いていて面白い。よくも悪くも佐野眞一節だ。最後に、この佐野氏の文章は、被災地を蔑ろにしてバカ騒ぎを垂れ流すテレビ局への批判であることを付け加えておく。
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by akuto9 | 2011-07-31 08:10 | ふらふら業務日誌