『モダンタイムス』伊坂幸太郎

講談社。一応『魔王』の続編という位置付けですが、著者自身あとがきで言及しているように本作は『ゴールデンスランバー』と対をなすような雰囲気を持っています。この2作揃って大きく語りかけてくるような感じ。今回も監視社会や情報操作の不気味さや恐ろしさを描き、得体の知れない国家や社会との戦い方をテーマにしていると読みました。なんだか『羊をめぐる冒険』の頃の村上春樹氏のような迫力を感じます。ところどころスッキリ解決していない部分もありますが、それも含めて、今年ぜひとも読むべき重要作だと思いました。
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by akuto9 | 2008-10-23 00:36 | 意識朦朧書評


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