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『Story Seller 』短評その2

米澤穂信「玉野五十鈴の誉れ」。横溝正史を意識した連作の一つとのこと。なかなかいい雰囲気の作品でしたが、後半劇的な展開の割にはもの足りなさを強く感じてしまいました●佐藤友哉「333のテッペン」。楽しめたけど、ひとりよがりな感じのする文章でした●道尾秀介「光の箱」。短い中にテクニックが駆使されていて、読みごたえがあり面白かった。大きな才能を感じます。他の著作も読みたくなりました●本多孝好「ここじゃない場所」。謎の同級生の秘密を探るうちに恋が、というベタな展開と思いきや…。魅力あふれる秀作でした。
by akuto9 | 2008-04-28 21:56 | 意識朦朧書評


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