今回の両賞は久々に書店にとって最も望ましい結果だったと思う●直木賞『私の男』桜庭一樹(文藝春秋)→旬な作家の申し分ない傑作がきちんと評価されたのは珍しいのでは?こうしてみると『赤朽葉家』の時に受賞しなくてよかったのかも●芥川賞『乳と卵』川上未映子(未刊)→歌手だし、メディア映えするという点では随一。早速テレビにバンバン露出してたし、どんどん有名になってもらって、単行本が出たらドカンと売れてほしいところ。ビジュアル優先でも大いに結構。興味を持ってもらってなんぼです。売れそうな装丁でお願いしますよ。