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『DEATH NOTE 』について(続き)

死神が人間界に落としたノート。このノートに顔を思い浮かべながら相手の名前を書くとその相手は死ぬ…。ノートを拾った秀才高校生が、犯罪者の処刑を始める、という話。神が本当に存在するなら何故この世にかくも悪がはびこっているのか、という問いは結構古典的な文学テーマだが、この作品の主人公はそこらへんの悩みはスッ飛ばし、さっさと自分が「神に代わって」処刑を始める。そこに葛藤はほとんどなく、物語は主人公とそれを阻止しようとする捜査陣との知的なバトル・サスペンスに終始する。(さらに続く)
by akuto9 | 2005-08-17 14:17 | 意識朦朧書評


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