『これからの「正義」の話をしよう』早川書房が凄く売れててびっくり。NHKの「白熱ハーバード講義」という番組でやっているものの書籍版で、この番組のことも全然しらなかったんだけど(ええ、その時間帯は『ちびまる子ちゃん』と『サザエさん』を見るという典型的な日本家庭なもので…)、2000円以上する真面目な本がこんなに売れるなんて、本当に面白い講義なんだろうなーと大変興味をひかれました。こういう本がたくさん売れるなんて、なかなか世の中捨てたもんじゃないなと頼もしい気持ちになります。
で、その後一回番組を見てみたところ、本が売れる理由がよくわかりました。マイケル・サンデル氏の講義は知的好奇心を刺激されて非常に面白く、とてつもなく大事なことについて話をしているということはよくわかるのだけれど、いかんせん次から次へと話が進んで行ってしまうために内容を十分理解して自分のものにする時間が全然ないのです。ノートをとってるヒマもないくらい。だから本が出ているのなら多少高くても全然OKで、読めるだけでありがたいくらい。それだけ大事な内容だということです。私も今度読んでみようと思ってます。