『1Q84』村上春樹/新潮社

なにやら社会現象のようになってしまってますが、ようやく読み終わりました。先入観なしに読んでほしいという配慮で事前情報が明かされなかったわけですから、自分も細かい内容については一切書きません。読み終えた後、自分が存在する世界の軸を激しく揺さぶられたような、居心地の悪い不安な気持ちになりました。物語が面白かったとかイマイチだったとか、そういうレベルの問題ではなく、世界観の見直しを迫ってくるような力を持った小説。私は90年代以降の村上春樹の長編にはあまり納得がいかなかったのですが、本作は久々に手応え十分。『1Q84』でついに村上春樹はドストエフスキー的領域に本格的に突入してきたなー、などと思ったのですがおおげさでしょうか?
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by akuto9 | 2009-06-07 19:36 | 意識朦朧書評


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