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本日、本屋大賞ノミネート10作が発表されました。
■ノミネート作品【作品名五十音順】 -------------- 『偉大なる、しゅららぼん』万城目学(集英社) 『くちびるに歌を』 中田永一(小学館) 『ジェノサイド』 高野和明(角川書店) 『誰かが足りない』 宮下奈都(双葉社) 『人質の朗読会』 小川洋子(中央公論新社) 『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』 三上延(アスキーメディアワークス) 『ピエタ』 大島真寿美(ポプラ社) 『舟を編む』 三浦しをん(光文社) 『プリズム』 百田尚樹(幻冬舎) 『ユリゴコロ』 沼田まほかる(双葉社) -------------- 今回は少し参加条件が変更になっています。 ・一次投票(3作品を選んで投票する)に参加した人しか二次投票に参加できない。 ・二次投票は、10作品すべてにコメントをつけた上で、ベスト3を投票する。 つまり、これまでは一次投票していなくても、二次投票からの参加が出来た。 そして二次投票は上位3作品だけコメントをつければよかった。 よって、今回は少しハードルが高くなっているわけなのですが、 それにもかかわらず、一次投票の参加者は過去最高だったそうです。 うーん。 『ジェノサイド』×『舟を編む』×『ビブリア古書堂』による上位争いかな? 二次投票締切は二月末。発表は4月10日です。 それにしても昨日の「骨盤枕ダイエット」の反響は凄まじかった。金スマ&実用書のタイアップ効果は現在ところ最強だな。山のようにあった在庫が一日でなくなった!
文藝春秋『父・金正日と私〜金正男独占告白』。表紙の金正男氏の写真が、かっこ悪すぎて、その堂々としたかっこ悪さが、かえってかっこ良く思えてきてしまった。これほどインパクトのある表紙の本は久しぶりに見た。すげー。売り場で一際目立つ。すぐに売り切れた。ジョンナムおそるべし。
衝撃の田中慎弥氏会見。見ていて辛かった。本来人前で話すような人でないだろうに。昨年の西村賢太会見を上回る、沢尻エリカ以後最高の会見だ。受賞を聞いたときは「地味すぎる。売れない」と思ったが、会見後は「ちょっと売れるかも」と思える。「このような人物の書く作品はどんなものだろう?」という興味が発生しているように感じるためだ。そして都知事おちょくり発言もグッド。されど選考委員辞退を発表した慎ちゃん(田中氏も慎ちゃんだ!)のコメントの方が一枚も二枚も上手。さすが伊達に石原慎太郎じゃないな。これまで芥川賞の選評で最も読むのを楽しみにしていた慎太郎先生のコメントが読めなくなるなんて残念きわまりない(ほんとは、「政治の片手間に選考委員やってるようなジジイはさっさと辞めろ!老害だ!」と思っていたのだが、実際いなくなるとつまらないものだ…)。ともあれ、意図してかせずか芥川賞もすっかりキャラ重視の時代になって来たのかな。
あの『1Q84』がいよいよ文庫になりますね。3月から連続刊行。各上下巻ということで文庫担当が悲鳴を上げています。単純に、平積みのスペースが倍になるから。しかも『1Q84』だと万年平積みになる可能性が高いから、常に6面占拠してしまいつらいなあ。各巻1冊には技術的にできないのかな?なんか、巻数増やして価格を水増ししてるんじゃないか疑惑が文庫担当から出てますよ新潮さん。「『ローマ人』商法」と我々は呼んでますが…。
でもまあ、久々に文庫の超話題作が出て売り場は盛り上がるな。なんだかんだ言って、まだ読んでない人はいっぱいいると思うし(うちの店員にも「文庫待ち」を公言しているのが3人もいた)。いまだに「アイキューハチヨン文庫になるんだ」と言うお客さんが少なからずいるのには驚きです。 『家政婦のミタ エピソード・ゼロ』がよく売れているが、通りがかりの子供たちがみんな「あ、ミタさんだ!」と「さん」づけで呼ぶのが面白い。
昨晩、9歳の息子に聴かせた歌。カルメン・マキ『時には母のない子のように』。彼の感想。「あのさあ、この人はどうして母のない子のように海を見たり長い手紙を書いたりしてみたいのかなあ」。うーん、そういう本質的な問題まで考えたことはなかったなあ。「あとさあ、曲の最初と終わりに波の音がザザーって鳴ってるでしょ。あれって、豆?」「え?豆?」「豆を使って波の音を出してるのかなあ」。うー、それも考えたことなかった。
前作『勝手にふるえてろ』の煮え切らなさとは打って変わって、読みごたえある快作中編が2つ収録。まずタイトル作「かわいそうだね?」。彼氏が元カノと同棲を始め、そのことに悩み苦しむ女子。恋愛感情はなく、就職が決まるまで住むところがなくかわいそうだから、という理由なのだが…。悩める女子小説だなと普通に読んでいると、後半予期せず怒涛の展開が!そして、ラストシーンのかっこよさ!ここ数年読んだ小説の中で一番かっこいいラストだった。しびれた。そして「かわいそうだね?」というタイトルが皮肉に響いてくるあたりも綿矢節。
次の「亜美ちゃんは美人」。誰からも注目される美人の親友を持った女子の苦悩を書いた、これも悩める女子小説か、と読み進めると、みんなにちやほやされ順風満帆かと思われた亜美ちゃんが意外な方向に進み、これまた思わぬ展開。最後に主人公が、自分と亜美ちゃんの関係、そしてそれぞれの本当の気持ちに気付く。誇張されているけど妙にリアル。いたたまれなくなるけど、感動的なラスト(少し泣いた…)。これは傑作と言っていいでしょう!別格エンタメ『ジェノサイド』を除けば、個人的にこれが今年一番の傑作だと思う(あまり言ってる人はいないが…)。 先日テレビのインタビューで著者が、長い間スランプだったというようなことを話していたが、綿矢りさらしさが凄みを増して復活したこの2作を読む限り、スランプは脱したのだろう。これからの作品に注目。
先日9歳の息子に聴かせた歌。黒沢明とロス・プリモス『ラブユー東京』。彼の感想。「これって、女の人が歌ってるの?」。え?どう聴いてもオッサン(若かったのかもしれないが…)でしょ!女言葉の歌を男性が歌う、というパターンを知らない子供が聴くと、混乱するのだなと興味深かった。当時は男性作詞家が女性の立場の歌詞を書いて、それを男性歌手が歌うというパターンが結構多かったが、現在のヒット曲ではほとんど見かけないな。たまには誰かやったら新鮮に聞こえてヒットするかも。
6歳の娘が唐突に「おとうさん、郷ひろみのディナーショーを見に行きたい行きたいー!」と言い出した。「え?なんで?君は嵐が好きなんじゃないの?」「でも郷ひろみがいいの!」。一体、何があったのだろうか。
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